- DCMTKによるのDICOM画像読み書きに対応
これまでは,GDCMのみの対応だったがDCMTKに対応
- WrapITKの大幅な修正
と書いてありますが,依然Visual Studio 2010環境ではpythonのwrapは動作しないようです.
- レジストレーションクラスの追加
1つの最適化処理内で複数のMetricの使用に対応したようです.これは元々対応していなかったのだろうか.該当することをやったことがあるような気がします.
- サードパーティーライブラリの更新
NrrdIO(1.11),libtiff(4.03),FFTW(3.3.2)が更新
そういえばITKに入っているvxlはVisual Studio 2012でビルド出来るように修正されているが,本家vxlは修正されていない問題はどうなっているのだろう.
- バグの修正
- ObjectFactoryBase
- パッチベースのノイズ除去の改善
- systemのlibtiff,メッシュ処理,FFTWの使用
- VectorImageのサポート
ベクター画像用に追加されたアルゴリズムをサポート.全然使っていなかったので知らなかったのですが,ベクター画像の扱いは今まで酷かったようですね.
- コードの整理
雑なコードの削除とコーディングスタイルの統一.これだけ大規模なライブラリで,オープンソースだとコーディング規約の統一も大変でしょうね.
- メモリ周りの修正
- ループ内でGetInput/GetOutputを呼んでいるところを削除.この問題はITKに限らず結構既知な問題である気がするが,今頃対応したということなのだろうか.
- メモリの確保やアクセスパターンの改善
- スレッド処理における並列化の改善.ITKはマルチスレッド化を進めているがVTKは未だにマルチスレッド化を進めてこないのは何故なのでしょうね.単にVTKはメッシュ計算が主なのでITKでの画像処理に比べると絶対的な計算量が少なくマルチスレッドでなくても十分という事なのかもしれません.
- Visual Studio 2005のサポート打ち切り
こういうサポート打ち切りはメジャーバージョンアップの時にするのかと思っていたのですが,マイナーバージョンアップのタイミングで適用されることもあるのですね.
以下のページを参考
https://gist.github.com/4325809
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